腰からお尻、脚にかけての痛みやシビレの症状で代表的なものに、坐骨神経痛があります。 腰椎の椎間板ヘルニアや腰痛などと一緒に発症して、ツライ思いをされている方も多いのではないでしょうか?神経痛ですので、当院では健康保険適用での鍼灸治療も対応できます。
この坐骨神経痛は以下の2つに分けられます。
[根性(こんせい)坐骨神経痛・病態]
腰椎椎間板ヘルニアなどによる神経に対する機械的刺激や、その他反復継続する刺激や循環(血行など)障害などで神経根およびその周辺に浮腫からの炎症、癒着を起こし発症する神経痛です。
[梨状筋症候群・病態]
坐骨神経は骨盤内で梨状筋という筋肉と骨の間を通っています。梨状筋の緊張や肥厚(ぶ厚くなること)で坐骨神経が絞扼(こうやく・しめつけられること)、刺激されて発症する神経痛です。
[症状]
神経走路に沿った下肢への放散性の痛みおよび痺れ感。
お尻や、ももの後ろ側の痛みが出て、ひどくなると歩くだけでもお尻と脚がツッパリ感でツラくなります。急性期(症状が出たばかりの時期)は、痛みの出る箇所をあまり刺激しすぎない方が良いかと思います。
アルコールの取りすぎや、冷やしてしまうことで悪化させてしまうことがあるので要注意です。鍼灸治療は有効だと思いますので、根気よく治療していくことをオススメしています。
その他、下肢(脚)の神経痛で代表的なものは、大腿神経痛(ももの前面)、閉鎖神経痛(ももの内側)、外側大腿皮神経痛(ももの外側)などもあります。 いづれも神経痛ですので、健康保険での鍼灸治療の適応症となっております。